竹田、無双の新女王=主役不在の戴冠―伊藤園女子ゴルフ
栄えある年間女王に決まった日、主役の竹田は戦いの場にいなかった。前日に予選落ちし、会場を去っていた。にもかかわらず、2試合を残して戴冠が確定。それこそが圧倒感を色濃くさせている。
新女王の心境などを、異例のオンライン会見で語った。「(最終日は)絶対に美夢有さん(山下)が上がってくるから、次週に決めたいなと思って待っていた」。緊張感が、ひとまずほぐれた。
抜群の飛距離に加え、かつて2年連続賞金女王に輝いた平瀬真由美さんを叔母に持つことから、大器候補とされていた。同期で同じ2003年度生まれの川崎春花らが早々とツアーで優勝した中、竹田は熟成していった印象だ。
3年目の今季、一気に開花して8勝。要因にショートゲームの向上を挙げた。「昨年、優勝している選手と比べ、そこが足りなかった。オフに練習を積んだ」。アプローチの精度にも磨きをかけた。平均ストロークやトップ10の回数など主要項目の数字が際立ち、「無双の域」にいる。
12月の米ツアー最終予選会に臨む前に、TOTOジャパン・クラシック制覇で米参戦の切符をつかみ取った。「(米ツアーは)すごく楽しみ。不安もあるけど、多くの経験ができる」。国内の残り2試合に連勝すれば不動裕理の年間10勝に並び、獲得賞金3億円超えの可能性もある。初の栄誉を彩る総仕上げへ、全力を注ぐ。
[時事通信社]
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