2024-11-09 04:25スポーツ

SVリーグ、示した可能性=有明の2連戦、観客動員で新記録―バレーボール

バレーボールのSVリーグ、東京GB戦でプレーするサントリーの高橋藍(左端)ら=3日、東京・有明アリーナ(SV.LEAGUE提供)
バレーボールのSVリーグ、東京GB戦でプレーするサントリーの高橋藍(左端)ら=3日、東京・有明アリーナ(SV.LEAGUE提供)

 バレーボールのSVリーグ男子は3、4日にサントリーと東京GBとの2連戦を東京・有明アリーナで開催した。2021年東京五輪の会場で3年ぶりに行われたバレーボールの公式戦には、2試合とも1万人以上が来場。五輪イヤーの盛り上がりを追い風に開幕した新リーグが、大きな可能性を示した。
 連休中に組まれた2連戦はリーグが主管となり実施。ホームチームを設定せず、試合後は敗戦チームもコートに残ってファンの声援に応えるなど、普段とは違う演出も見られた。3日の試合は、Vリーグ1部(V1)時代の最多観客数を上回る1万1599人を動員。日本代表でも活躍する人気選手の高橋藍(サントリー)は「やっていて楽しかった。たくさんの方に来ていただけることが当たり前になればいい」と、今回の試みを前向きに受け止めた。
 新リーグは実業団が中心だったVリーグから移行。プロ化に加えて、30年までに世界最高峰リーグとなることを目標に掲げる。ポーランド代表でパリ五輪の銀メダルを獲得したアレクサンデル・シリフカ(サントリー)は「スピードや守備面でSVリーグのレベルは非常に高い」。一方、さらなる競技力向上には、体格やパワーで勝る海外選手を増やすことが必要とも指摘した。
 SVリーグの大河正明チェアマンは「リーグのポテンシャルを証明できたと感じている」。今後の成長に期待を込めた。 
[時事通信社]

1万人超の観客の前でプレーするサントリーの高橋藍=11月3日、東京・有明アリーナ(SV.LEAGUE提供)
1万人超の観客の前でプレーするサントリーの高橋藍=11月3日、東京・有明アリーナ(SV.LEAGUE提供)

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