「横浜進化」を体現=三浦監督、4年目で栄誉―プロ野球・正力賞
DeNAを26年ぶりの日本一に導いた三浦監督が正力賞を手にした。「大変名誉な賞を受賞することができ光栄」。横浜時代の1998年に抑え投手として日本一に貢献した「大魔神」佐々木主浩氏以来で、監督としては球団初の栄誉を喜んだ。
リーグ3位からクライマックスシリーズを突破。短期決戦では選手に「ミスしても忘れろ」と話し、失敗を恐れず伸び伸びとプレーさせた。失策数が今季両リーグ最多だった守備もポストシーズンでは引き締まり、攻守で相手に流れを渡さず日本一まで上り詰めた。
「横浜進化」をスローガンとして掲げた就任4年目の今季は、若手とベテランの力を融合させた。主力が負傷離脱することが多かったが、総力戦で穴埋め。シーズン通して特定のキーマンを挙げることはせず、全員で戦うことにこだわった。
92年に大洋に入団し、横浜一筋で活躍してきた「ハマの番長」には次の目標がある。「進化の手を緩めることなく、来季はリーグ優勝、日本一を果たせるようチーム一丸となって戦う」。27年ぶりのリーグ制覇と頂上決戦連覇へ、決意を新たにした。
[時事通信社]
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