もんじゅ、追加調査不要=「推定活断層」指摘受け―規制委
原子力規制委員会は6日の定例会合で、敷地内に活断層のある可能性が指摘されている日本原子力研究開発機構(JAEA)の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県、廃炉作業中)について、今後の対応を議論した。規制委は「リスクは十分低い」とした上で、追加調査などの指示は不要との方針を示した。
国土地理院は10月29日、全国8カ所の活断層の地図を更新。もんじゅ敷地内に北東―南西方向に通る長さ約1キロメートルの「推定活断層」を記載した。ただ位置がやや不明確で、活断層である確実な証拠は確認できなかったとしている。
規制委はこの日の会合で、使用済み核燃料が全て燃料プールで冷却されている点や、JAEAが冷却材のナトリウム漏えい事故などを想定した対策を取っていることを確認。「活断層図の公表を踏まえても追加調査などの指示は不要」とした。
[時事通信社]
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