マンU、あえぐ名門=監督解任、最低の序盤戦―イングランド・サッカー
【マンチェスター(英国)時事】サッカーのイングランド・プレミアリーグ、名門マンチェスター・ユナイテッドが、大不振にあえいでいる。英BBC放送によると、リーグ戦10試合終了時点で、1992年の同リーグ創設以降ではクラブ史上最低となる勝ち点12にとどまり、13位と低迷。ポルトガル1部の強豪スポルティングを指揮するアモリム氏を新監督に招聘(しょうへい)し、立て直しを急ぐ。
10月28日にテンハグ監督の解任に踏み切り、アシスタントコーチだったファンニステルロイ氏が暫定監督に就任。解任後のリーグ初戦となった今月3日のチェルシー戦は後半25分にフェルナンデスのPKで先制したものの、4分後に追い付かれ、本拠地オールドトラフォードのサポーターは静まりかえった。
前身リーグを含めて最多20度優勝のビッグクラブが、深刻な得点力不足に悩まされている。10戦を終えて9得点は、20チーム中ワースト3位。攻撃の中核であるフェルナンデスはテンハグ前監督に謝罪したことを明かし、「ゴールを(多く)決められなかった。責任を感じる」と語った。
直近4シーズンで2度のポルトガル1部制覇に導いたアモリム氏は、今月11日に就任する。マンチェスターUは1100万ユーロ(約18億円)に及ぶ契約解除金をスポルティングに支払い、39歳の指揮官に再建を託す。ファンニステルロイ暫定監督は「選手は流れに乗れば、結果も自信もついてくる。新監督を支え、クラブの成長のために努力する」と視線を上げた。
[時事通信社]
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