いつ大勢判明?=激戦州集計に数日か―米大統領選
【ワシントン時事】5日投開票の米大統領選の大勢判明がいつになるかは不透明だ。4年前の前回大統領選では、バイデン大統領の勝利確定は4日後だった。米メディアによると、今回も一部の州の選挙管理当局は開票作業に「数日かかる」との見通しを示している。
前回大勢判明が遅れたのは、激戦州の東部ペンシルベニア、西部ネバダ、同アリゾナの3州で集計に時間を要したためだ。今回も民主党のハリス副大統領、共和党のトランプ前大統領がこの3州で激しく競り合っている。
ペンシルベニア州では期日前投票の開票作業を投開票当日まで始めることができない。在外投票の有効性などを巡る異議申し立ても相次いでおり、訴訟の行方次第では集計がさらに遅れる見通しだ。
アリゾナ州では、最も人口の多いマリコパ郡で大統領選に合わせてさまざまな投票が行われるため、今年の投票用紙は2ページにわたる。選管当局は「投票日には通常より長い行列ができる」としており、集計にも一段と時間がかかるとみられる。
ネバダ州では郵便投票が遅延の原因となりそうだ。同州は投票日から3日以内に到着した消印なしの投票用紙と、4日以内に到着した消印ありの投票用紙も集計対象としているためだ。
トランプ氏は3日にペンシルベニア州で開いた集会で「5日の夜11時までに(勝者を)決めなければならない」と主張した。一方、米メディアは「勝者を知る方法は一つだけだ。十分な票数が集計されるまで待つことだ」としている。
[時事通信社]
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