危険運転、争う姿勢=時速194キロ死亡事故―大分地裁
大分市で2021年、時速約194キロで乗用車を運転し、死亡事故を起こしたとして自動車運転処罰法違反(危険運転致死)罪に問われた当時19歳の被告の男(23)の裁判員裁判の初公判が5日、大分地裁(辛島靖崇裁判長)であり、被告側は、同罪には当たらないなどと主張し、争う姿勢を示した。判決は28日の予定。
争点は危険運転罪が成立するか否か。大分地検は22年7月、被告を同法違反(過失運転致死)罪で在宅起訴したが、遺族らはより法定刑が重い危険運転致死罪を適用するよう求める署名を集め、地検は同12月に訴因変更を請求していた。
検察側は冒頭陳述で、「常軌を逸した高速度による危険極まりない運転対応だ」と非難。「時速約194キロで走行した場合、車体が揺れ、少しのミスでハンドルやブレーキの操作を誤る恐れがある」などと指摘した上で、交通量が多く、右折車がいることも想定される中で暴走しており、危険運転致死罪が成立すると主張した。
一方、弁護側は「衝突するまで被告は意図した通りに直進できていた」と反論。他の車両の通行を妨げる動機もないとし、危険運転致死罪は適用できないと訴えた。
[時事通信社]
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