「裏金問題」「50-50」=流行語大賞、候補30語を発表
今年の世相を反映した言葉を選ぶ「2024ユーキャン新語・流行語大賞」の候補30語が5日、発表された。自民党の派閥のパーティー券収入を巡る「裏金問題」や、米大リーグの大谷翔平選手が1シーズンで50本塁打と50盗塁を達成した「50―50」などがノミネート。大賞とトップテンは12月2日に発表される。
候補には、お金や経済にまつわる言葉が目立った。20年ぶりに一新された「新紙幣」や、1月に始まった新たな少額投資非課税制度「新NISA」が選ばれ、コメの品薄が広がった「令和の米騒動」も入った。
SNSなどで犯罪の実行役を募り、互いの素性も知らずに離合集散を繰り返す匿名・流動型犯罪グループの略称「トクリュウ」や、募集の際に犯罪ではないことをアピールする「ホワイト案件」も選出された。
訪日客の増加を反映した言葉も選出。外国人観光客への販売を当て込んだ数千円から1万円を超える高級海鮮丼「インバウン丼」や、人気の撮影スポットでマナー違反や危険行為が多発したため目隠し用の幕などの設置を余儀なくされた「コンビニ富士山」が選ばれた。
10月にノーベル平和賞受賞が決定した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)を示す「被団協」も候補に入った。
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◇新語・流行語大賞候補一覧
2024ユーキャン新語・流行語大賞候補は次の通り(50音順)。
アサイーボウル▽アザラシ幼稚園▽インバウン丼▽裏金問題▽界隈▽カスハラ▽コンビニ富士山▽侍タイムスリッパー▽初老ジャパン▽新紙幣▽新NISA▽ソフト老害▽トクリュウ▽南海トラフ地震臨時情報▽猫ミーム▽はいよろこんで▽8番出口▽はて?▽BeReal▽被団協▽50―50▽ふてほど▽Bling―Bang―Bang―Born▽ブレイキン▽ホワイト案件▽マイナ保険証一本化▽名言が残せなかった▽もうええでしょう▽やばい、かっこよすぎる俺▽令和の米騒動。
[時事通信社]
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