日中交流拡大「環境づくりを」=経済同友会、ビザで副主席に要望
【北京時事】中国を訪問中の経済同友会の代表団(団長・新浪剛史代表幹事)は4日、北京の人民大会堂で、中国の韓正国家副主席と会談し、交流拡大に向けて「環境づくり」を進めるべきだと訴えた。運用停止中の日本人向け短期訪中ビザの免除措置の再開などを求めた形。新浪氏が会談終了後に明らかにした。
中国はかつて滞在期間が15日以内の日本人にビザを免除していたが、新型コロナウイルス流行後に停止。その後、ドイツやフランスなどの国民を対象に訪中ビザを免除したものの、日本は含まれていない。
新浪氏によると、韓氏に対し「交流のためにも、ビザをちゃんとお互いが出せるよう、環境づくりをしてもらいたい」と訴えた。その上で、「中国で何がまずいことかよく分からない」とも指摘。反スパイ法に基づき外国人の拘束が相次いでいることなどを念頭に、懸念を示した形だ。
[時事通信社]
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