帰ってきたスター=ヒルシャー「大きな意味ある」―アルペンスキー
スーパースターが戦いの舞台に帰ってきた。10月下旬にオーストリアのセルデンで行われたアルペンスキーのワールドカップ(W杯)男子大回転第1戦に、マルセル・ヒルシャー(35)=オランダ=が出場。実に6季ぶりとなった復帰戦は23位で、国際スキー・スノーボード連盟(FIS)公式サイトによると「(復帰は)大きな意味がある。またスキー競技界の一員になれたことは素晴らしい」と喜びを語った。
1回目は慎重な滑りで全体28位だったものの、2回目は持ち味の直線的なライン取りを見せて全体3位の好タイム。健在ぶりを示し、「ソファに寝転んでテレビでレースを観戦するのも悪くなかったが、ここにいる方がずっといい」。久々に味わう緊張感に、胸を高ぶらせた。
W杯で2018~19年シーズンまで総合8連覇するなど、男子で歴代2位の通算67勝をマーク。18年平昌五輪で大回転と複合の2冠に輝き、世界選手権の個人種目も金メダル5個。一時代を築いたが、19年に心身の疲労などを理由に30歳の若さでスキーを置いた。
生まれ故郷のオーストリアではなく、母の出身国オランダの代表として臨む点も意義深い。ヒルシャーと同様に今季復帰したW杯回転の元王者ルカス・ブラーテンも、以前までのノルウェーから母の出身国ブラジルの代表に。人気や実力のある選手が、アルペンの強豪ではない国の代表として活躍することで、競技の裾野の広がりにもつながりそうだ。 (時事)
[時事通信社]
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