期日前好調、4100万人投票=トランプ氏推奨で共和増―米大統領選
【ワシントン時事】1週間後に近づいた米大統領選で、郵便を含む期日前投票が好調だ。フロリダ大選挙研究所の集計によると、27日時点で4100万人超が投票を済ませた。期日前投票は民主党支持層の利用率が高い傾向にあるが、過去に「不正につながる」と否定的だったトランプ前大統領が推奨に転じたことで、共和党支持層も積極的に利用しているのが今年の特徴だ。
有権者登録に基づく党派別集計が可能な25州のデータによれば、期日前投票をした人の内訳は民主党が39.9%、共和党が36.3%、その他が23.8%。投票方法では、民主党支持層で郵便投票を利用した人が多いのに対し、共和党支持層は投票所に足を運ぶ割合が高い。
激戦州のジョージア州やノースカロライナ州では、27日時点で有権者の3割超が期日前投票を済ませた。ジョージアでは1日当たりの投票数が「ほぼ毎日、記録を更新している」(州務長官)という。
期日前投票はここ数回、選挙のたびに増加している。投票の仕組みは州によって異なるが、2020年大統領選では新型コロナウイルスの感染拡大を背景に多くの州で要件が緩和されたこともあり、過去最多の1億人余りが選挙日より前に投票。投票総数の約7割を占めた。
[時事通信社]
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