大谷、劇的勝利に歓喜=初のWSで伸び伸び―米大リーグ
劇的な幕切れに、ドジャースの大谷も満面の笑みで歓喜の輪に加わった。43年ぶりとなったヤンキースとの名門球団同士の頂上決戦第1ラウンドは、フリーマンが延長十回2死から逆転サヨナラ満塁本塁打を放って決着。大谷は「最高の本塁打で、最高の勝ち方を1戦目に持ってこられた」とうなずいた。
大谷も勝利に貢献する一打を終盤に放った。1―2で迎えた八回1死。相手の3番手ケインリーが得意とするチェンジアップを捉え、右翼フェンス直撃の二塁打。失策が絡んで三塁を陥れると、ベンチに向かって雄たけびを上げた。直後にベッツの中犠飛で同点のホームを踏んだ。
メジャー7年目で初めて臨むワールドシリーズ(WS)。緊張感がある大舞台の初戦だったが、初球から狙っていく積極性や全力疾走はいつも通り。本拠地の大歓声を受けて伸び伸びとプレーした。
「最終回はギャビン(ラックス)の四球からつなぎ、いい形で勝てたと思う。あしたもいい勝ち方をできるように頑張りたい」。第2戦先発予定の山本を援護し、地元での2連勝を狙う。(ロサンゼルス時事)
[時事通信社]
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