ガザ、ポリオ接種延期=攻撃激化で安全確保できず―WHO
【カイロ時事】世界保健機関(WHO)は23日、パレスチナ自治区ガザ北部で同日から予定していたポリオ(小児まひ)の予防接種を延期したと発表した。イスラエル軍による攻撃が激化し、北部のほとんどの地域で接種期間中の戦闘休止が実現するかどうか不確実なことなどを理由に挙げた。
ポリオの予防にはワクチン接種が2回必要で、1回目は9月に行われた。北部には接種対象の10歳未満の子供約12万人が暮らしているという。接種期間中は戦闘が停止することになっている。しかし、WHOは「民間施設への攻撃を含む現在の状況では人々の安全と移動、保健従事者の活動を危険にさらす」としている。
[時事通信社]
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