2024-10-22 23:16

横浜M、難しい舞台で勝ち点1=試されたアウェー戦―ACLサッカー

 アジアを制するには、避けて通れないアウェーの戦い。初戦で光州(韓国)に大敗した横浜Mにとって、より厳しい雰囲気となる中国での一戦は正念場だ。ハッチンソン監督が「前はアウェーでうまくいかなかった」と警戒した中で、何とか勝ち点1を手にした。
 18日の新潟戦から中3日。前半終盤に先制点を許す展開から、後半早々に左CKから最後はアンデルソンロペスが決めて同点。身上とする攻撃サッカーを貫いて終了間際に勝ち越すも、守り切れずにすぐ追い付かれたのは課題だ。一時勝ち越しのゴールを決めたヤンマテウスは「一番難しい逆転に成功したが、最後の最後に追い付かれた。勝利に等しい試合だった」。悔しそうな表情で言った。
 2022年にJ1王者となり、昨季はACL制覇にあと一歩と迫った。今季はJ1リーグで低迷。アジアでの躍進は、復調の足掛かりになる。日程は過密でも「J1とは別物。われわれの強さを見せたい」と指揮官。今大会に懸ける思いは強い。
 前回大会は、山東に4戦全勝。今回は相手監督がベンチ入り停止と追い風も吹いた。ピッチ内外でしびれる戦いとなる国際大会の経験は、チームの財産にしてこそ価値がある。(済南時事)
[時事通信社]

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