モルドバ大統領選、11月決選へ=苦戦の現職「ロシアが工作」主張
ウクライナの隣国モルドバで20日、大統領選(任期4年)の投開票が行われた。開票率9割以上の暫定結果によると、親欧米派の現職サンドゥ大統領(52)が得票率38%でリードしているが、当選に必要な過半数に届かず、決着は11月3日の決選投票に持ち越される見通しとなった。ロイター通信が伝えた。
旧ソ連構成国モルドバは、ロシアの侵攻を受けたウクライナと共に欧州連合(EU)加盟を申請した。6月に加盟交渉が始まったが、国民は親欧米派と親ロ派に二分。苦戦を強いられたサンドゥ氏は、モルドバを勢力圏にとどめたいロシアを念頭に、外国勢力による大規模な買収工作が行われた「明白な証拠がある」と主張した。
[時事通信社]
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