法の支配を守る=井上武史・関西学院大教授【24衆院選】
井上武史・関西学院大教授(憲法)の話 議員任期延長は現行憲法の不備を補うものだ。また権限集中や拡大ではないため、典型的な緊急事態条項とは違い人権制限の恐れもない。
そもそも緊急事態条項はシステムのバックアップだ。国の政治システムだけ、それをとらないのは合理的な考えではない。緊急事態条項が独裁につながると言っているのは日本だけだ。欧州では緊急事態条項こそが立憲主義、法の支配を守るという認識だ。日本国憲法には備えがないので、それでいいのかという角度から議論した方がいい。
[時事通信社]
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