故障乗り越え完全復活=即戦力評価の明大・宗山―プロ野球・ドラフト注目の逸材
明大の宗山塁内野手は攻守で高い評価を受け、即戦力として期待される遊撃手だ。ドラフト会議を前に、広島が既に1位指名を公表。「その評価に見合うような結果やチームを引っ張っていく姿勢を、まずは(東京六大学の)リーグ戦で見せたい」。明大の主将として優勝を目指しながら、運命の瞬間を待つ。
右肩甲骨の骨折から完全復活を遂げた今秋は節目のリーグ戦通算100安打を達成。その後も順調に積み重ねている。今季に向けては、打球の角度を意識してコンパクトなスイングで打つ練習をした。「ボールをしっかり捉えてバックスピンをかけられれば、(守備の)頭を越えていく。そういう打球を打っていきたい」。充実した大学最後のシーズンを送っている。
プロの世界で目指すのは「10年、20年とショートを任される選手」。2月に選出された日本代表「侍ジャパン」ではプロの選手と練習する機会に恵まれ、改めて守備力の大事さを再認識した。思うように試合に出られなかった春は、体幹や下半身の筋力強化に取り組んだ。地道な積み重ねが捕球や送球などのスピードアップにつながり、「プレーの再現性や力強さにつながっている」と自信を口にする。
広島の田村恵スカウト部長は「今年の選手の中で、純粋に一番高く評価した。打撃、走塁、守備、全ての面において高いレベル」と絶賛する。楽天の井上純スカウトは「メンタル的にも余裕を感じさせるプレーをしている」と話す。複数球団からの1位指名が予想される逸材。ドラフト会議で、どんな道が開かれるのか注目される。
[時事通信社]
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