連覇遠のく痛恨の黒星=神戸、打開できず―J1
逆転優勝を狙う上で、手痛い黒星となった。神戸は相手の3倍以上となるシュート13本を浴びせながら無得点。吉田監督は「大事な試合で勝てなくて残念。申し訳ない」。悔しさを押し殺すように言った。
序盤から攻撃に人数をかけて押し込んだが、大迫や宮代の決定機は相手GKがセーブ。重苦しい空気が漂う中、逆にF東京に最初のシュートで先制を許し、「チームのバランスが取れていただけにもったいない」と中盤の扇原。その後も両サイドで揺さぶって再三クロスを入れたが、何度もはね返された。
流れを引き寄せたかった後半も、9分に2点目を奪われた。DF酒井は「自分たちのプランが崩れた。試合をより難しくしてしまった」。その酒井が高い位置に入るなどして打開を図ったが、最後まで1点が遠かった。
9試合ぶりの敗戦で、連勝も6で止まった。リーグ戦は残り4試合。扇原は「終わったことは返ってこない。切り替えてやるしかない」。連覇に望みをつなぐためには、着実に白星を積み重ねるしかない。
[時事通信社]
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