宮里藍さん、満を持して沖縄開催=「手探りで、全力で」―ゴルフ
2017年に現役を引退した元世界ランキング1位の女子プロゴルファー、宮里藍さん(39)がこのほど、女子ジュニア選手対象の「第5回宮里藍インビテーショナル Supported by SUNTORY」を故郷の沖縄で開催した。大会への思いや今後の活動などを聞いた。
―初の沖縄開催。
コロナもあり、個人的には出産が重なり、第5回になった。大会が進化し、満を持して開催できた。すごくうれしい。
―ジュニア世代にメンタル面の大切さを伝えている。
基本的にはあまり考えずにやっている年代。急成長していく中で、この大会で言っていたことが少しでも心に残ってくれていたらうれしい。
―自身が活躍し始めた東北高時代を振り返ると。
沖縄出身のちっちゃいゴルファーという感じだったが、常に自分がどうやったら上達するか、ということはすごく考えていた。何も考えずにやるというのは理想。経験を積んで怖さを知って、いろんな選手と出会って自分の位置が分かって、いろいろな差が出てくるのかなと思う。
―藍さんの現役時代を知らない選手も参加している。
ゴルファーとしての会話は成り立つ。年齢とか地位は関係なく、どうゴルフを上達させていくか。一緒の思いで成り立っている大会だと思う。
―海外で日本女子選手が強い。
世界的にパワーゲームになっているが、そこについていけているのが一番大きい。飛距離で負けていないし、シンプルにプレーする傾向がある。パッティングがすごくうまいと思う選手も多い。
―今後の活動は。
ずっと手探りではないかと思う。育児に関しては、自分ではコントロールできない子どもを育てている。この大会も回数の目標とかはない。一回一回、全力を尽くす感じでやっている。
[時事通信社]
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