富士ソフト、創業者はベイン支持=KKRとの争奪戦が混迷
米大手投資ファンドによるシステム開発の富士ソフトを巡る買収合戦で、同社創業者で大株主の野沢宏氏が後から名乗りを上げたベインキャピタルへの賛同を求める意見書を会社側に提出したことが17日、分かった。富士ソフトは、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)によるTOB(株式公開買い付け)への賛同を表明しており、争奪戦は混迷の度合いを深めている。
野沢氏は意見書で、KKRの買い付け価格を上回るベインの提案に取締役会が賛同しない場合、「善管注意義務違反に該当する」と指摘した。KKRの買い付け価格は1株当たり8800円。対してベインは1株9450円を提案している。
[時事通信社]
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