海上輸送費高騰に危機感=紅海攻撃で―国際海事機関トップ
国連の専門機関である国際海事機関(IMO)のドミンゲス事務局長は17日までに東京都内で時事通信のインタビューに応じた。紅海での商船攻撃を背景に輸送費が高騰しており、こうした状況が続けば世界的な物流や経済に悪影響を及ぼすとの危機感を示し、容認できないと訴えた。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は昨年11月、アジアと欧州をつなぐ最短ルートとなってきた紅海の周辺で商船に対する攻撃を始めた。海運各社は迂回(うかい)を余儀なくされ、アフリカ南端の喜望峰経由の輸送に切り替えた。船員の海上での滞在時間や輸送日数が延び、安全対策コストも相まって輸送費が高騰したという。
ドミンゲス氏は、輸送費が「2倍から3倍にも膨れ上がった」と述べ、経済的に課題を抱えている国々に影響を及ぼしていると指摘。紅海の状況は「引き続き不安定」であり、「海運業界における全ての利害関係者との緊密な連携を続け、必要な措置を導入する」と語った。
[時事通信社]
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