中国主席、演習翌日に台湾対岸視察=頼政権をけん制か
【北京時事】中国国営新華社通信は16日、習近平国家主席が15日に台湾対岸の福建省東山島を視察したと報じた。中国軍は前日、台湾を取り囲む形で大規模軍事演習を実施しており、台湾の頼清徳政権をけん制する狙いがあるとみられる。
報道によると、習氏は15日午後、福建省南部の台湾海峡に面した※(※サンズイに章)州市の東山島を訪問。住民らと交流したほか、地域の発展に貢献した地元の共産党幹部の記念館などを見学した。
習氏は、同市に隣接するアモイ市の副市長や福建省長を務めた。東山島を訪れたのは省長だった2001年以来、23年ぶりという。16日午後には、アモイ市で地元幹部を集めた会議を開催。中台融合のモデル地区となるよう求めたほか、「台湾同胞が同じ民族意識を高める」よう台湾との文化交流の促進を指示した。
[時事通信社]
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