IMF、債務増大圧力に警鐘=財政健全化で踏み込んだ対策求める
【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)は15日公表した最新の財政監視報告で、「財政に関する政治的な発言は過去数十年間、一段と政府支出を増やす方向になっている」と指摘、公的債務の増大圧力に警鐘を鳴らした。債務残高削減には「現行計画よりも大規模な財政調整が必要だ」と強調し、より踏み込んだ歳出削減や増税に取り組むよう訴えた。
報告書は、世界の公的債務残高が2024年に100兆ドル(約1京5000兆円)を超え、対国内総生産(GDP)比率で93%に達すると指摘。30年には100%に近づくとの見通しを明らかにした。
[時事通信社]
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