初タイトルへ一丸=新潟、取り戻した堅守―ルヴァン杯サッカー
堅守が光る戦いぶりだった。新潟は開始からコンパクトな陣形を保ち、メリハリのついたプレスで川崎に付け入る隙を与えない。「新潟がこれだけできるんだ、と多くの人が感じたと思う」とは長谷川元。言葉通りの理想的な試合運びだった。
カウンターから流れを引き寄せ、前半31分に長谷川元のスルーパスに抜け出した小見が先制ゴール。その後も相手がボールを保持する時間が長かったが、決定的な場面はつくらせない。試合終了間際には途中出場の太田が追加点。攻守の切り替えは最後まで鋭かった。
準決勝を前に、リーグ戦で4連敗。守備が崩壊し、主将の堀米を中心に課題を話し合った。「何とかしないといけないという思いがあり、プレスのタイミングが早くなり過ぎていた」と堀米。短期間で見事に修正し、J1では9月末に1―5で大敗した川崎に雪辱を果たした。
敵地に駆け付け、スタンドをオレンジ色に染めたサポーターと喜びを分かち合った。クラブ史上初のタイトルまであと1勝。堀米は「新潟のサッカーの歴史を変えるチャンスが目の前まで来ている」と表情を引き締める。ファイナリストにふさわしい姿は見せた。期待を背負い、決戦を待つ。
[時事通信社]
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