ドジャース山本、大一番で堂々=第1戦の悔しさ晴らす―米大リーグ
ドジャースの山本が負けられない大一番で堂々の投球を披露した。五回2死でクロネンワースを一ゴロに打ち取ると、本拠地を埋めた5万超の観客は大歓声。ベンチ前でロバーツ監督と抱き合い、ベンチ内では待ち受けていた大谷に頭をなでられて笑顔を見せた。
緊張感の漂うマウンドで、序盤から飛ばした。150キロ台後半の直球にカーブで緩急をつけ、パドレス打線を手玉に取った。三回は連打で1死一、二塁のピンチを招いたが、強打者タティスを三ゴロ併殺打に仕留め、雄たけびを上げた。5回2安打無失点の好投だった。
レギュラーシーズンでは右肩腱板(けんばん)の損傷で6月中旬から約3カ月離脱し、復帰した9月に4試合で先発。地区シリーズでは第1戦に指名されたが、3回5失点と役割を果たせず、「次にいい投球ができるように頑張りたい」と落胆していた。
球団は第5戦の先発投手について、中4日のフラハティや救援投手をつなぐ「ブルペンデー」の可能性も検討。前日10日の公式記者会見でも先発を発表しなかった。その中で、大役を任された中5日の山本がチームの期待にしっかりと応えた。 (ロサンゼルス時事)
[時事通信社]
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