林官房長官、拉致解決「有効な手だてを」=自民総裁選に意欲―新閣僚インタビュー
拉致問題担当相を兼務する林芳正官房長官は10日、報道各社のインタビューに応じ、北朝鮮による拉致被害者の帰国に向け「政府の責任で最も有効な手だてを講じていく」と述べた。自民党総裁選への再出馬に意欲も示した。
―拉致問題解決にどう取り組むか。
被害者や家族も高齢となる中、時間的制約のある拉致問題はひとときもゆるがせにできない人道問題で、政権の最重要課題だ。(首相が提唱する東京、平壌の)連絡事務所(設置)も含めて今後の対応について具体的にお答えすることは差し控えるが、全ての被害者の一日も早い帰国を実現すべく、政府の責任で最も有効な手だてを講じていく考えだ。
―総裁を引き続き目指すか。
(9月の総裁選で9人中)4位という素晴らしい成績を頂いたことは大変うれしく思っている。一方で喜んでいてはいけない。戦う以上は勝たなければならない。引き続き精進を重ねたい。今回は石破茂総裁(首相)が選出された。首相を支え、職責を果たすことに専念したい。
―日米地位協定見直しへの対応は。
首相が国会で、一朝一夕で実現するとは思っていないが喫緊の外交・安全保障上の課題に取り組んでいく必要がある旨を述べた。こうした考えも踏まえ、日米同盟の抑止力・対処力を強化し、強靱(きょうじん)性、持続性を高めていく観点から検討、対応したい。
[時事通信社]
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