楽天の岸が3年ぶり規定到達=39歳、健在ぶり示す―プロ野球
楽天の岸が3年ぶりにシーズンの規定投球回に到達した。あと6回3分の2を残して迎えた今季最終戦のマウンドで、7回を2失点。113球を投げ抜いた。
一回に外崎のソロなどで2失点。二回以降も毎回走者を背負ったが、追加点は許さなかった。「今年はずっとそんな感じ」と話していた粘りが、この日も発揮された。
規定投球回到達への強い思いがあった。試合前、岸は「普通だったら代えられてもおかしくない展開の時にいかせてもらった。そういうので今、最後の最後でこのチャンスが来ているのかなと思う」。打たれても投げさせてくれたコーチへの感謝を形にしたかった。
12月には40歳になる右腕。今季は2軍で調整する時期もあったが、先発投手としての指標を見事にクリア。2度の完封も果たした。早川や藤井が成長し、先発陣が世代交代しつつあるチームで、ベテランがシーズンの最後に健在ぶりを示した。
[時事通信社]
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