大谷、崖っぷちに=天敵に3戦3三振―米大リーグ・ドジャース
ドジャースの大谷にとって、メジャー7年目で初めてたどりついた夢舞台。しかし、パドレスとの地区シリーズで1勝2敗となり、崖っぷちに追い込まれた。「終わったことは終わったこと。あしたに切り替えて、頑張りたい」と前を向いた。
敵地の大歓声の中で行われた第3戦。ドジャースは二回に6点を奪われ、劣勢に立たされた。しかし、直後の三回に大谷がバットを折りながら中前打で出塁するなど好機を広げ、T・エルナンデスの満塁アーチで接戦に持ち込んだ。
その後は大谷に安打が生まれなかった。五回はフェンス手前まで運んだものの、中飛。八回先頭では救援左腕スコットと対戦し、150キロ台後半の直球で追い込まれ、最後は外角高めのスライダーで見逃し三振に倒れた。左腕には第1、2戦に続いて3打席連続三振を喫し、まさに天敵。「素晴らしい投手。こちら側がしっかりしたアプローチで打席に立つことが一番大事」と雪辱を期した。
ドジャースは第4戦に敗れると敗退が決まる。大谷は「単純に2連勝する『ゲーム』だと思えばいい。後がないという感覚自体が今の僕には特にない」。力強く語った。 (サンディエゴ時事)
[時事通信社]
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