村上、2冠を奪還=不振と向き合い試行錯誤―プロ野球・ヤクルト
ヤクルトの村上宗隆内野手(24)が、不本意なシーズンを送りながらも33本塁打、86打点で2冠を獲得した。2年ぶりに打撃タイトルを奪還し、「思い描いていた数字ではなかったが、タイトルを二つ取れたのは、諦めずに、悪い時もしっかり向き合ってきたからだと思う」とコメントした。
2022年に史上最年少の22歳で三冠王に輝いたが、昨季は無冠。今季も打率が2割4分4厘にとどまったほか、三振は自身が19年に記録したセ・リーグワーストの184に迫る180と安定感を欠いた。本塁打王と打点王は取ったものの「2年連続でふがいない成績で終わってしまった」というのが自己評価だ。
今季は結果が出ない現実としっかり向き合っていた。試合後、自宅に帰ってから自身の動画を見直すことが日課。シーズン中には「何事も嫌なことから目を背けない。そういうことを怠ってしまうと、結果が出るものも出ない。去年は嫌な時期がすごくあったが、今年はそうならずにできている」と充実した表情を見せていた。
映像と自身の感覚を照らし合わせ、修正点を洗い出す。ある時は、フリー打撃で左翼方向にばかり打球を飛ばしていた。左脚をゴムバンドで後方に引っ張ってもらいながらティー打撃をしていた日も。テニスボールを手で打つ練習も始めた。打撃を改善させようと、試行錯誤している姿が印象的だった。
シーズン終盤の9月10日からの15試合で10本塁打をマークし、並外れた長打力を改めて印象づけた。「自分の中で解析して、次のシーズンに生かしていければ」。2度目の三冠王へ、期待は膨らむ。
[時事通信社]
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