2024-10-06 17:38スポーツ

思い出のコースで涙の初優勝=21歳佐藤、鮮やか逆転劇―スタンレー女子ゴルフ

18番、第2打を放つ佐藤心結=6日、静岡・東名CC
18番、第2打を放つ佐藤心結=6日、静岡・東名CC

 思い入れのある大会の最終日。ツアー参戦3年目の佐藤が、鮮やかな逆転劇で初勝利をつかんだ。
 首位タイでスタートしたものの、序盤の2番で3パットのボギー。首位と3打差での折り返しに、「正直なところ(優勝は)厳しいと思った」という。苦境の中、パー5の11番をバーディーとしてリズムをつかむと、14番から4連続バーディー。15番でトップに並び、16番はカラーからのチップイン、17番では10メートルのパットを沈めてみせた。
 高校3年生だった2021年、アマチュアとして出場したこの大会で、プレーオフに進んで2位に入った。今季はここまで17試合で予選落ちと不振も経験したが、今週は当時と同じパターをバッグに入れ、思い出の場所で輝きを取り戻した。
 年間女王を争うランキングでトップに立つ竹田らと同じ世代の21歳。最後のパーパットを決めると、あふれる涙をこらえ切れなかった。「(同世代の選手に)置いていかれている。全然、自分は足りていないと思ってきた。ようやく解放された気分」。すがすがしい表情で口にした。
[時事通信社]

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