自衛隊機でレバノン邦人退避=外国人含む16人
イスラエルが地上侵攻したレバノンに滞在していた邦人11人と外国人5人の計16人が、航空自衛隊のC2輸送機で近隣のヨルダンへ出国した。日本政府が4日発表した。自衛隊機による中東での邦人退避は、昨年10月の情勢悪化以降、イスラエルで2回実施。レバノンでは初めて。
外務省によると、在レバノン邦人は3日時点で約50人。今回11人が搭乗を希望し、外国籍の家族1人とフランス人4人も同乗した。レバノンでは商用便は半分程度が欠航しており、同省は直ちに出国するよう呼び掛けている。
イスラエル軍は今夏以降、レバノンでイスラム教シーア派組織ヒズボラに対する空爆を強化。今月1日に南部で地上作戦を開始した。政府は9月27日に自衛隊機で邦人輸送を行う方向で調整に入り、防衛省はヨルダンにC2を2機派遣し、待機させていた。
[時事通信社]
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