「令和の米騒動」原因を究明=適切に情報発信―小里農水相・新閣僚インタビュー
小里泰弘農林水産相は3日のインタビューで、店頭でコメが極端な品薄に陥った「令和の米騒動」の原因を究明する考えを示した。主なやりとりは次の通り。
―今夏、コメが品薄になり、新米の価格も高い。
コメの価格は需給バランスの中で決まるもので、コメントできない。ただ、品薄感は解消されてきており、落ち着いていくのではないか。2024年産米の生育は全国的に順調だ。米騒動がなぜ起きたのか原因を解明し、今後対策を講じたい。適切な情報発信を心掛けることが基本だ。
―日本農業の現状をどう認識しているか。
正念場だ。担い手の育成ができておらず、スマート農業など最近の技術の活用も足りない。ただ、良い芽は出てきており、国として具体的に支援を進めたい。食料を安定供給していくため、持続可能な生産基盤を強化する。
―スマート農業の課題は何か。
コストが一番の課題だ。さらに技術を開発し、量産化していくことが必要だ。
[時事通信社]
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