原発の最大限利用「当然」=電力需要増で武藤経産相―石破内閣・新閣僚会見
武藤容治経済産業相は2日の就任記者会見で、今後のエネルギー政策について「原子力の最大(限の)利用を、安全という前提の中で進めていくのは当然のことだ」との考えを示した。人工知能(AI)の普及などで電力需要の増加が見込まれる中、原発を含む脱炭素電源を確保する重要性を指摘し、「石破茂首相とも認識は共有している」と強調した。
政府は2024年度中に「エネルギー基本計画」を改定する方針で、現行計画に盛り込まれた「可能な限り原発依存度を低減する」との記述の取り扱いが焦点となっている。武藤氏は最大限の原発活用に意欲を見せる一方、「(従来の記述を)はっきり『もうやめる』と今の段階では申し上げられない」とも語り、詳細は今後検討する姿勢を示した。
[時事通信社]
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