トランプ氏の「個人外交」否定=北朝鮮大使が国連演説
【ニューヨーク時事】北朝鮮の金星国連大使は30日、国連総会の一般討論演説で「米国で誰が(大統領に)就任しようとも、われわれは米国という国家のみと向き合い、単なる政権とは付き合わない」と述べ、11月の米大統領選でトランプ前大統領が返り咲いた場合でも、同氏が得意とする「個人外交」に応じるつもりはないとの意向を示唆した。
トランプ氏は大統領在任中の2018~19年、米朝首脳会談を3回実施。今も北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が「私のことを好いている」などと主張し、関係再構築に自信をのぞかせている。
金氏はまた、イスラエルが軍事作戦を続けるパレスチナ自治区ガザ情勢について「米国が人道に対する罪をあおってきた」と批判。米国による核の脅威が「(北朝鮮に)核兵器の保有という歴史的決断をさせた」とも語り、抑止力として能力強化を続けると表明した。
[時事通信社]
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