広島と町田、28日に天王山=優勝争いカギ握る一戦―J1
明治安田J1リーグで28日、首位に立つ広島と2位町田が直接対決する。勝ち点59で並んでおり、得失点差で広島が上回る。今後の優勝争いに大きな意味を持つ一戦は、エディオンピースウイング広島で午後7時から行われる。
勢いではホームの広島が上か。7月5日の神戸戦で敗れたのを最後に、直近9試合で8勝1分け。今夏加わったアルスラン、パシエンシアの両ストライカーが高い決定力を誇り、得点数リーグトップの攻撃を引っ張る。加入後7戦7発のアルスランは「7試合残っているうちの1試合。この試合で優勝が決まるわけではない」。気負わず、自然体で町田戦に臨む構えだ。
夏場に少し失速した町田にとっては、勝って再びギアを入れ直すきっかけとしたい。黒田監督は26日の練習後、「キャンプからずっとやってきたことは、この首位攻防戦のためにやってきたと言ってもおかしくない」と位置付けた。失点数リーグ最少の堅守でロースコアの展開に持ち込むのが理想だろう。
長所は違えど、両者とも豊富な運動量や球際での激しさがベースにある。4月の前回対戦では空中戦やこぼれ球の奪い合いで優位に立った広島が先行し、逃げ切った。再現を狙うDF佐々木は「こぼれたところで、どれだけ準備を全員でできるか」とカギを挙げた。好勝負を期待したい。
[時事通信社]
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