突出する大谷、ジャッジ=ともに歴史的シーズンに―米大リーグ
【ニューヨーク時事】レギュラーシーズン最終盤に入った今季の米大リーグで、打者として突出した成績を残しているのがドジャースの大谷翔平選手(30)と、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)。それぞれナ・リーグ、ア・リーグの打撃各部門で上位に名を連ね、歴史的なシーズンを送っている。
大谷は19日のマーリンズ戦で史上初のシーズン50本塁打、50盗塁の「50―50」に到達した。その後も勢いは止まらず、現時点で「53―55」。16~22日は打率5割、6本塁打、17打点、7盗塁の活躍で通算10度目の週間最優秀選手(MVP)に選出された。
ナの本塁打王争いでは2位に15本差をつけて独走し、123打点も最多。打率3割1厘はリーグ3位。盗塁は同2位で、イチローがマリナーズ1年目の2001年にマークした日本選手最多の56個に迫っている。
ジャッジは8月25日に2本塁打で51号とし、早々と大台に。シーズン50本を3度以上達成したのは史上5人目という偉業だった。その後は16試合続けて本塁打なしとペースを落としたが、55本塁打と138打点は大谷と同様に2位以下に大差をつけてトップ。打率は3位の3割2分3厘で、三冠王の可能性を残している。
強打者の指標とされるOPS(長打率と出塁率を足した値)はジャッジが1.153、大谷は1.023でともに各リーグの1位。1.000を超えるハイレベルな数字を残しているのはメジャー全体でこの2人だけだ。シーズンMVPの有力候補に挙がる両雄の所属チームは既にポストシーズン進出を決めており、10月もその打棒に注目が集まりそうだ。(成績は23日時点)。
[時事通信社]
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