2024-09-24 22:57スポーツ

西武の今井、初タイトルへ着々=5三振重ね、10勝も王手―プロ野球

 自身初のタイトル獲得に向け、さらに歩みを進めた。
 西武の今井が奪三振を五つ積み重ねて180とし、151個で2位につけているソフトバンクのモイネロとの差を大きく広げた。
 一回先頭の広岡を、外角への154キロの直球で見逃し三振に仕留めると、五回まで毎回一つずつ奪った。最速156キロの直球に、鋭い変化球を交えて、六回2死まで無安打投球だった。
 最近投げ始めたフォークボールに手応えを感じている。チェンジアップと比べ、直球と同じように腕が振れるため打者は見極めづらい。前回登板した15日のロッテ戦を振り返り、「結構空振りも取れた」と話す。
 7回2失点にまとめて9勝目を挙げた。今季残り試合での登板もある。今井が持っている潜在能力を高く評価する渡辺監督代行は「勝ちにつながらなかった試合も多かったが、2桁を狙えるところまできた。何とか最後、頑張ってほしい」と親心を見せる。
 チーム状況が苦しい中でローテーションを守り、腕を振ってきた。「シーズン中には数字は気にしないように。今まで通り」と冷静に構えつつ、最多奪三振のタイトルに加え、10勝目もつかみ取りにいく。
[時事通信社]

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