能登大雨、続く捜索=「72時間」、復旧に全力―石川
石川県・能登半島北部を襲った記録的大雨で、消防や警察などは24日も行方不明者らの捜索を続けた。気象庁が大雨特別警報を出してから、同日午前で生存率が急激に下がるとされる「72時間」が経過。多数の孤立集落も確認されており、県は土砂崩れによる通行止めなどの復旧に全力を挙げる。
県によると、大雨による死者は輪島市6人、珠洲市1人の計7人に上り、2人が行方不明となっている。
そのほか輪島市を流れる塚田川の氾濫で、同市久手川町では複数の住宅が流され、女子中学生(14)を含む3人の住民と連絡が取れていない。消防や警察、自衛隊は約520人態勢で捜索し、安否確認を急ぐ。
23日午後3時時点で、孤立集落は輪島市など56カ所に上り、土砂崩れによる通行止めが各地に残る。避難者は計632人、停電は約3700戸、断水は約5000戸に及んでいる。
[時事通信社]
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