2024-09-22 09:19政治

東・南シナ海に「深刻な懸念」=中国念頭、連携を強化―日米豪印首脳が共同声明

 【ウィルミントン(米デラウェア州)時事】日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の首脳会議が21日午後(日本時間22日午前)、米東部デラウェア州ウィルミントン近郊で開かれた。中国が覇権主義的な動きを強める東・南シナ海情勢について「深刻な懸念」を表明。4カ国の協力をうたった共同声明「ウィルミントン宣言」を発表した。
 会議には岸田文雄首相、バイデン米大統領、アルバニージー豪首相、モディ印首相が出席。ロシアの侵攻が続くウクライナ情勢などを巡っても議論を交わしたとみられる。
 冒頭、岸田首相は「4カ国が自由で開かれたインド太平洋という共通ビジョンへの強固なコミットメントを国際社会に示し続けていくことは重要だ」と強調。バイデン氏は「4カ国はかつてないほど戦略的に連携している」と述べた。
 共同声明は、中国の名指しを避けつつ、沿岸警備当局の危険な行動を非難。北朝鮮による弾道ミサイル発射も批判した。 
[時事通信社]

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