2024-09-20 10:18スポーツ

恩師、大谷の偉業驚かず=栗山さん「天井はもっと高い」―米大リーグ

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた記者会見で、撮影に応じる「侍ジャパン」の栗山英樹監督(右、肩書は当時)と大谷翔平=2023年1月6日、東京都港区
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた記者会見で、撮影に応じる「侍ジャパン」の栗山英樹監督(右、肩書は当時)と大谷翔平=2023年1月6日、東京都港区

 大谷の偉業に関し、プロ野球日本ハム時代の大谷の恩師で日本代表前監督の栗山英樹さんに驚いた表情はなかった。「ものすごい数字だけど、僕が見ている天井はもっと高い」。大谷の潜在能力をもってすれば、これぐらいの数字は当たり前―。そう言わんばかりの口ぶりだった。
 2021年のエンゼルス時代にマークした46本塁打の自己最多記録を更新し続けている大谷について、栗山さんはまだまだ伸びしろがあると強調する。「ミスショットも多い。冗談抜きで80本ぐらい打てる力はあるんじゃないかと思っている」と笑う。
 盗塁については抜群の成功率の高さに言及し、スピードよりも卓越した状況判断を高く評価する。「相当研究しているはず。投手の動きで、体重が少し乗ったら本塁に投げるとか見ていると思う。今年は自分が投手として投げられない中で、それを楽しんでいる感じ」と解説した。
 栗山さんが特に大谷にすごみを感じているのは、強靱(きょうじん)な肉体だ。「今年はある程度無理をしても大丈夫という印象。1年間けがをしないでプレーし続けているのが、大谷翔平が一番突出しているところ」。大リーグでスーパースターの地位を確立したまな弟子を絶賛した。 
[時事通信社]

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