「検事の証拠隠しで有罪に」=無罪確定の男性が国提訴―名古屋地裁
融資名目で現金をだまし取ったとして詐欺罪に問われた事件の裁判で、担当検事が有罪立証に不利になる証拠を故意に隠したため一審で有罪判決を受けたとして、その後に無罪が確定した名古屋市の男性(61)が国を相手取り、約550万円の損害賠償を求める訴訟を18日までに名古屋地裁に起こした。提訴は5日付。
訴状によると、男性は2019年、偽造した債権資料を提示し、融資として3000万円をだまし取ったとして詐欺罪で逮捕、起訴された。21年に一審名古屋地裁で有罪とされたが、22年の二審名古屋高裁で審理が差し戻され、23年10月に同地裁で無罪が言い渡された。男性は、一審で公判担当の検事が、関係者のLINE履歴を故意に開示しなかったため有罪になったと主張している。
18日に同市内で開かれた記者会見で、男性の代理人弁護士は「現職検察官が証拠隠しをした。見過ごすわけにはいかない」と語った。
名古屋地検の話 訴訟が提起されたことについて承知しておらず、コメントは差し控える。
[時事通信社]
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