因縁の対決、安部が制す=全日本フェンシング
2019、21年と同じ顔合わせになった男子フルーレ決勝。安部が三度目の正直でパリ五輪団体金メダルの永野を破り、悲願の頂点に立った。
安部は開始直後に剣を持つ右手がつってしまったが、「こんなチャンスは二度とないと自分を奮い立たせた」。4―10から連続で7点取って逆転。足を止めずに攻め続け、同じJOCエリートアカデミー出身の後輩をついに破った。
敗れた永野は「自分の甘さが出た」とがっくり。パリから帰国後、練習再開は今月に入ってから。準備不足の中でも健闘したが、「本気で優勝を狙っていた」と悔しさを募らせた。
[時事通信社]
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