2024-09-14 15:14スポーツ

吉田、苦手右腕から2ラン=伝統の一戦で存在感―米大リーグ

ヤンキース戦の6回、先制2ランを放つレッドソックスの吉田=13日、ニューヨーク(ロイター時事)
ヤンキース戦の6回、先制2ランを放つレッドソックスの吉田=13日、ニューヨーク(ロイター時事)

 0―0の六回2死一塁の場面。2ボールとなってから「ファウルになってもいいのでしっかりと強いスイングをしよう」。集中を高めたレッドソックスの吉田が高く浮いたカットボールを振り抜くと、きれいな放物線を描いた打球が右中間フェンスを越えた。
 ヤンキースの先発右腕シュミットには、試合前まで10打数無安打に抑えられていた。「あまりいいイメージは持っていなかった」。この日も第1、2打席とも二ゴロに打ち取られていたが「甘く来たのでしっかりといい角度で打てた」。8月19日以来の快音で、2年連続となる2桁本塁打に到達。ベースを周回すると、笑顔がはじけた。
 ヤンキースタジアムでは7月5日以来の一発だった。救援陣がジャッジに逆転満塁弾を許し、勝利にはつながらなかったものの、「独特な雰囲気がある」という伝統の一戦で存在感を示した。(ニューヨーク時事)
[時事通信社]

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