市場乱高下の影響点検=政策金利据え置きの公算―19日から日銀会合
日銀は19、20両日に開く金融政策決定会合で、政策金利である短期金利の誘導目標を「0.25%程度」に据え置く公算が大きい。7月末の追加利上げ決定後、株価と円相場が乱高下したことを受け、当面は市場の急変動の影響を見極めることを優先する。
前回会合では、利上げと同時に、月間6兆円程度の国債買い入れ額を2026年1~3月に月間3兆円程度と半減させる減額計画を決定。会合後、米景気の後退懸念も重なり、日経平均株価が史上最大の下げ幅を記録し、円相場は急騰した。
市場混乱を受け、内田真一副総裁は「市場が不安定な状況で利上げをすることはない」として、さらなる利上げを当面休止する方針を表明。歴史的な円安の修正が進んだことで、物価の上振れリスクは和らぎ、日銀は利上げを急ぐ必要性が薄らいだとみている。
[時事通信社]
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