2024-09-12 22:38スポーツ

巨人、つながる打線=投手陣は執念の零封―プロ野球

3回、適時内野安打を放つ巨人の坂本=12日、マツダスタジアム
3回、適時内野安打を放つ巨人の坂本=12日、マツダスタジアム

 前日、0―2の九回に9点を奪って逆転勝ちした首位巨人。この日も打線がつながり、援護をもらった投手陣は零封リレー。2位広島とのゲーム差を4に広げた。
 0―0の三回。広島先発の床田から、先頭の7番浅野が二塁打で口火を切る。続く門脇の投手へのバントが悪送球を誘い、浅野が一気に生還した。なお2死三塁から2番坂本が二塁内野安打。吉川が四球で続き、4番岡本和は低めの球にうまくバットを当てて中前へ。この回3点目を奪い、「何としても走者をかえそうと打席に立った。良い追加点になった」。
 投手陣も奮闘した。戸郷は六回2死満塁で末包を迎え、「出すなら四球。一発だけは駄目」。腹をくくってフォークを投げ続け、バットに空を切らせて無失点。抑えの大勢は八回2死一、二塁から救援し、回をまたいで締めくくった。
 今季、分の悪かった敵地マツダスタジアムで挑んだ首位攻防戦で3連勝。阿部監督は「この3連勝を無駄にすることなく、あしたからまた、その日その日を勝つためにみんなで頑張りたい」。4年ぶりのリーグ優勝へ、勝負の7連戦を最高の形で滑り出した。 
[時事通信社]

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