大谷、弾丸アーチで自己最多=大記録にまた前進―米大リーグ・ドジャース
ライナー性の鋭い打球が、一直線に右中間席に飛び込んだ。2点を先制された直後の一回裏に、ドジャースの大谷が甘いスライダーを捉えて先頭打者アーチ。自己最多となるシーズン47号、アジア出身選手最多に並ぶメジャー通算218号の節目の一発となった。「初回に失点して悪い流れだった。1点返していい流れをつくれた」と納得の一振りだった。
打球角度は19度と低かったが、速度118.1マイル(約190キロ)の痛烈な当たり。あっという間にフェンスを越えた。「低い弾道だったので、いってくれるか分からなかった。手応えはよかった」。ロバーツ監督は「普通なら二塁打だが、翔平の場合は本塁打になる。驚異的だ」と目を丸くした。
二回には四球で出塁し、二盗を決めた。左投手相手に思い切り良くスタート。際どいタイミングだったが、滑り込んで両手を広げると塁審もセーフと判定した。シーズン「47本塁打、48盗塁」とし、前人未到の「50―50」達成にまた一歩近づいた。
三回には2点適時打も放つ活躍で、本塁打と打点でナ・リーグ単独トップ。チームの西地区3連覇が見えてきた終盤に、8月はやや不振だった大谷の勢いが戻ってきた。 (ロサンゼルス時事)
[時事通信社]
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