裁判員制度「順調」と評価=判事就任の中村氏―最高裁
最高裁判事に11日付で就任した中村慎氏(62)が同日、最高裁で記者会見に臨み、制度開始から15年となった裁判員制度について「おおむね安定的、順調に運用されてきた」と評価した。課題として公判前整理手続きの長期化を挙げ、改善の必要性に言及した。
民事訴訟の経験が長く、「裁判は関係職員らとの共同作業であることを忘れてはいけないと肝に銘じてきた」と振り返った。就任の所感や抱負については「任務の重さに身の引き締まる思いだ。誠心誠意努力したい」と述べた。
大阪府出身。休日はウオーキングや水泳、読書などをして過ごすという。
最高裁事務総長に就任した氏本厚司氏(58)も同日会見し、心掛けたいことを問われ「オープンでコミュニケーションが取れることを重視したい」と話した。
[時事通信社]
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