今永、大谷封じる好投=日本人コンビで快勝―米大リーグ・カブス
カブスの日本人コンビがチームを勝利に導いた。先発の今永は3本のソロを浴びたが、無四球の安定した投球で7回3失点。強力ドジャース打線を相手に「マウンドに上がるまで恐怖心があった」と振り返りつつ、山本との投げ合いに「彼の素晴らしい投球に引っ張られた」。一回の大谷、ベッツ、フリーマンの強打者トリオを3人で抑えてリズムに乗った。
三回は無死一、二塁で大谷を迎えたが、最後はスライダーで一ゴロ併殺に仕留めた。一回は遊飛、五回は大飛球を打たれたが右飛に抑え、「彼は球場の雰囲気を変えられる力がある。きょうはそういうふうに雰囲気を変えさせない打席で助かった」と息をついた。
打線も八回に相手のミスを突いて逆転。無死一、二塁から中前適時打を放ち、この回5点を奪う猛攻をけん引した鈴木も「投手がしっかり3失点で抑えて、粘り強くやってくれたから、最後に僕たちもいい攻撃ができた」。
両チーム合わせて4人の日本選手が出場した試合だった。注目の大谷との対決を制し、ルーキーイヤーに13勝目を挙げた今永は「これでちょっとでも僕の名前を覚えてくれる日本人の方が増えたんじゃないかな」といたずらっぽく笑った。(ロサンゼルス時事)
[時事通信社]
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