セブン&アイ、米当局が調査協力要請=カナダ社から買収提案で
セブン&アイ・ホールディングスは11日、カナダのコンビニエンスストア大手アリマンタシォン・クシュタールによる買収提案を巡り、米連邦取引委員会(FTC)から調査協力を求められたと明らかにした。詳細については「コメントを控える」としている。
2023年時点の米コンビニ市場の店舗数シェアは、首位がセブン&アイ(8.5%)、2位がアリマンタシォン(3.8%)で、単純合算すると10%超を占めることになる。FTCは、買収計画が米独占禁止法に抵触するかどうか調べるとみられる。
アリマンタシォンは7月下旬ごろ、6兆円規模で買収する案を提示。セブン&アイは今月6日、買収額が「企業価値を著しく過小評価している」ことや、米独禁法違反を避ける対策について説明が不十分だとして、賛同できないと回答したと発表した。
10日のロイター通信によると、FTCはセブン&アイに対し、アリマンタシォンによる買収提案に関するすべての文書の保存を要求したという。
[時事通信社]
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