「デフォルト望まず」=債務上限に対処―トランプ次期米大統領
【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は7日、南部フロリダ州の邸宅「マールアラーゴ」で記者会見し、連邦債務が今月半ばにも法定上限に到達する問題に関し、「デフォルト(債務不履行)となることを望んでいない」と強調した。速やかに債務上限引き上げといった対策に取り組む意向を示した。
債務上限以上の国債を発行できないため、上限に達すれば、財務省が会計上の特別措置により資金繰りを続ける。こうした手段が尽きる前に、議会が上限を引き上げるなどの措置を取らなければ、米国のデフォルトリスクが高まる。
トランプ氏は、デフォルトとなれば、「(世界大恐慌が始まった)1929年になり得る」と警告。「それは起きるべきではないし、対処していく」と明言した。
共和党下院の保守強硬派は、上限引き上げと引き換えに大幅な歳出削減を求めている。トランプ氏は「歳出削減はオーケーだ。より多く支出するとは言っていない」と述べた。
[時事通信社]
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